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アドセンスからの警告 [アドセンスの禁止行動]

2008年の年末、アドセンスに関してこんなことが話題になりました。

「アドセンス・チームから警告を受けているサイトが多数ある」と。

この事実を最初に公開されたのは、おそらく「SEO SEMとアフィリエイトで稼ぐブログ」さんだと思うのですが、そのエントリーの中でGoogleアドセンス・チームからの警告メールを引用されています。

~(省略)お客様のアカウントを慎重に審査した結果、お客様のサイトおよびビジネスモデルが AdSense プログラムに適していないと判断されました。

AdSense プログラムにご参加いただくお客様には、他のサイトにはない質の高いコンテンツを提供し、ユーザーにとってアクセスする価値のあるサイトにしていただくことを重視しております。
これには、適切なコンテンツかどうか、操作がわかりやすいかどうか、ユーザーの利便性が高いかどうかなどの項目が含まれます。

検索エンジンのためだけに作られた誘導ページや、オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイトプログラムを使用したサイトには、Google 広告を 掲載いただくことはできません。
12月22日までに改善が見られない場合、お客様の AdSense アカウントを 無効と し、その時点ですべてのサービス提供を終了いたします。(省略)~

※赤字強調は当方で付けさせて頂きました。

引用元:「SEO SEMとアフィリエイトで稼ぐブログ 速報!最後通牒メール」

取り締まりのおおもとの原因は、この世界的不況だと推測しますが、ここでお話したいことはそこではありません。


ここでの問題提起は、私が付けさせて頂いた赤字強調の部分です。

つまり、今回、アドセンス・チームから警告を受けたサイトは

  • プログラムポリシー違反のサイト
  • そのサイトとは質の低いサイトであり、訪問者にとってアクセスする価値の無いサイト

ということになります。なんでも、それらサイトとは、「アドセンスで稼ぐことのみが目的のペラサイト」ということがいろんなエントリーを読んで判明してきました。私は直接それらのサイトを見ていないのでハッキリしたことは言えませんが、基本的・客観的な意見として、ペラサイトというのは「質の低いサイトであり、訪問者にとってアクセスする価値の無いサイト」、あるいは、「アドセンスで稼ぐことのみが目的」とみなされても仕方がないのではないかと思います。

結局、「アドセンスで稼ぐこととはどういうことなのか?」ひいては「ネットビジネスで稼ぐこととはどういうことなのか?」を安易に考えていたのでしょう。


「アドセンスにかかわるすべての人たちの利益に」

さらに問題なのは、このビジネスモデル、実はとあるアドセンスで稼ぐことを目的とした塾(私も聞いたことのある結構有名な塾だそうです)の方針だったそうです。

この塾の責任者はアドセンスのプログラムポリシーを知らなかったのか、知ってて軽く考えていたか。どちらかなのでしょう。


今となっては、警告を受けたサイト管理人、この塾の現状などがどうなっているのかは知りません。しかし、ペラサイト(おそらく、かなりの数だと思います)をまともなコンテンツに修正するなんて、並大抵のことではないと思います。


きっと、それなりに稼いでいた方もいらっしゃったと思いますが、キャッシュポイントを失い、修正を諦めた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。こういったこともあり、"Content Is King"を安易に考えてはならないのです。少なくとも、我々は「訪問者にとってアクセスする意義のあるサイト」の構築に注力しなければなりません。

最終的な目的は別に「アドセンスで稼ぐ」ためでも私は良いと思います。


ただ、そのためには質の良いコンテンツを訪問者に提供する必要があり、その流れで「見込み客」を広告主サイトに送り込み、広告主にも利益をもたらす。Googleにも利益が出ます。
アドセンスに係わっている人たちすべてに利益をもたらす。
こういう風に考えるべきなのではないでしょうか。

「周りに不利益をもたらして、自分だけ稼ぐようなことは許さない」

Googleはこういうことを言いたいのではないでしょうか。


アドセンスの禁止行為 [アドセンスの禁止行動]

アドセンス参加審査結果は通常、申請してから2、3日で出ます。メールにて承認不承認を知らせてくれますが、晴れてパートナーと認められればあなたは、アドセンス・プログラムを開始できます。

その前に、もう一度禁止事項を確認しましょう。


アドセンスで稼ぐことの本質は、規約違反をしない、プログラムポリシーに反する行為をしない、ということかもしれません。
長くアドセンスで稼ぎ続けるためにも、禁止事項には神経質になってほしいのです。

禁止されていることをここにすべて挙げるには、少々難儀なので(苦笑)、主だったものを記します。必ず後で「プログラム ポリシー」を再度確認しておいてくださいね。


さらに、「プログラムポリシー」のところでも書いたように、アドセンス・プログラムには「すべては広告主の利益のために」という哲学があります。禁止されている行為というのは、基本的にこの哲学に反する行為だと思ってください。

不正クリックと不正表示

報酬額を稼ぎたくて自分で自分のサイトのアドセンスをクリックしてしまいたい気持ちは理解できます。しかし、それはやってはいけません、本当に。


例えると、収入があるのにも拘わらず、失業中と偽って失業保険を受給するようなものです(これは、詐欺罪を問われる可能性があります)。


自己クリック
もそうですが、不正クリックの概念はもっと大きく解釈します。不正な広告表示も同じような概念で捉えていきます。


例えば、管理人以外の他人と申し合わせて互いのサイトをクリックし合う行為は不正クリックにあたりますし、不正表示で言えば、トラフィックエクスチェンジのようなプログラムに参加することも違反になります。
(「Inside AdSense AdSense 日本版 公式ブログ トラフィック エクスチェンジのご利用について」)

もっとも、自己クリックは、原則として報酬のカウントに入らないようになっています。

「何のための報酬なのか?」「不正クリックで得る報酬はどこから出ているのか?」を考えれば、広告主を欺く行為であることは明らかです。Googleに追跡されてアカウント削除の憂き目に遭わないように、余計なことは止めておきましょう。

クリックの誘導

アドセンスを「お得情報」とか「提携サイト」とか「→」等を使って、クリック誘導させる方法もNGになります。

  • "広告をクリック"、"協力してください"、"これらのリンクへアクセス"、またはその他の類似表現を使用して、Google 広告をクリックするようユーザーを誘導すること。
  • 矢印またはその他の画像やレイアウトを使用して、広告にユーザーの注目を集めること。
  • 広告の近くに誤解を招くような画像を表示すること。
  • 大量の未承諾メールまたはサードパーティのウェブサイトで不必要に広告を掲載して、サイトを宣伝すること。
  • ユーザーに広告の表示や検索を促したり、第三者のそのような行為に対して報酬を提供すること。
  • Google の広告ユニットの上部に誤解を招くようなラベルを表示すること ("スポンサード リンク"は使用できますが、"お気に入りサイト"は使用できません)。

引用元:「Google AdSense プログラム ポリシー クリックの誘導」

アドセンスと画像を並べることも禁止されています。

特定の画像をサイトに表示されている個別の広告に関連付けることは禁止されています。このような行為を行うと、ユーザーに対して画像が広告主様のサービスに直接関係しているという誤解を招き、混乱が生じる可能性があるため、これはプログラム ポリシーへの違反となります。

引用元:「プログラム ポリシー ポリシーの実施 画像と広告を並べる」

ただ、これに関しては、程度問題だと個人的には思います。Googleが挙げているような見せ方はそうかもしれませんが、「もっと良いやり方」はあると思います。

正直言いますと、以前は当サイトでもやりすぎは違反と言うことも認識していた上で、ノウハウの一つとして挙げていたことでした。しかし、リニューアルを境に「グレーゾーン」なので、削除させて頂きました。

クリックは、あくまでも訪問者が広告であると認識した上での自由意思でなされるべきです。

違法コンテンツ・コンテンツ不足のページの掲載

違法コンテンツ・コンテンツ不足のページの掲載には、そもそも審査通過できませんが、一度審査通過してしまえば、別管理サイトへのアドセンス掲載時には審査不要です。

もちろん、その別管理サイトにもアドセンスのプログラムポリシーは妥当します。掲載して暫くして警告もしくは掲載停止を受けないよう、気をつけなくてはなりません。

もちろん、ページ内容によっては、コンテンツが少ないと言えるような場合(「お問い合わせ」などのようなページはこれに当たるかもしれませんね)が当然あります。そのようなページにはアドセンスは貼らないようにしましょう。


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